プロ野球のチアガールといえば可愛くて華やかで女の子なら誰もが憧れますね!でもチアガールになるにはどうしたらいいの?チアの技術レベルはどれくらい必要なの?大学生でもなれるの?など色々気になることがあると思います!
前回こちらの記事では正規のオーディション合格からプロチアを長期経験したきりんさんにお話をうかがいましたが、今回はまた別の方法でプロ野球チアガール、プロサッカーチアガールを共に経験したチアリーダーの方にお話を伺いたいと思います!
※今回はこの記事だけで公開する特別情報もあるので、取材対象のチアリーダーはKanaさん(仮名)という形でお届けします
Kanaさんのようにいきなりオーディションを受ける形式ではなくいろいろな方法でプロチアの方々と関わりながらプロチアに近づいていくという方法もあるので、1つの方法として是非参考にしてみください。
プロサッカー球団チアになった経緯は
私は大学生時代に競技チアダンスをするために所属していたチームがあったのですが、そこからチーム内で厳しいオーディションを経て、東京ヴェルディというJリーグのチームさんのチアメンバーとして出演していました。
公式メンバーと全く同じ振付や衣装で踊るので、観客の方々から見ると東京ヴェルディチアガールの公式メンバーだと思われていた状態だったと思います。
チーム内オーディションは倍率も高いので30人ぐらいいた競技チアダンスのチームから2人ほどが選ばれて東京ヴェルディのチアガールとして踊れるという形でした。
東京ヴェルディのチアチームの公式メンバーの方々から仕事の都合などで欠員が出た際に募集が来るという流れだったのですが、年間で20試合ほど欠員募集がきていてそれが何年か続いたので非常に沢山のチアガールとしての出演機会をいただきました。
普段の競技とは違い、フィーも貰えるし楽しいしでとてもありがたい機会だったなと思っています。
プロ野球球団チアになった経緯は
こちらは高校までチアをやっていたチームがプロ野球球団とも契約していたので、こちらも球団側からお話がきたときに有り難く出演させてもらっていました。
プロ野球で呼ばれたときも公式メンバーの方々と楽屋でも隣だったりして、選手の方々もサインに来てくれるなど公式メンバーに近いようなワクワクする活動ができました。
やってみて大変だったこと
球団チアの活動の中では、会場を盛り上げたりお客さんと一つになるのが難しいなと感じました。
競技チアはみんなで揃える、一緒に長い時間を過ごしてきた人たちと練習通りに同じことをやります。しかし、球団チアだと初めましてのお客さんの方々と同じ気持ちになり、その気持ちを盛り上げて選手を応援するというのが難しいポイントでした。
競技チアは自分のカラーを薄くしながら揃えるが、球団チアは自分のカラーを出すので全く真逆の存在でしたね。
プロ野球チア、球団チアに求められること
今のプロ野球チアガールの世界はファンがついているので、ファンから応援してもらえる存在になることが求められています。
そのためには強みや武器がないといけませんが、自分の武器を全面に出しすぎても主役の選手を引き立てるというところから外れてしまいます。
そして自分唯一の強みがないと戦っていけない世界が球団チアガールの世界です。野球とサッカーを両方見てみて「アクロバットができるとか回れる跳べるというのは強みではなく、最低ライン」というように感じました。
技術の部分以外で、内面や惹きつける力などを持っているか、自分で気づいてそれを伸ばせるかどうか。
そういう惹きつける魅力を育てるには、技術を磨くよりも、自分と向き合う時間の方が大事。
最低ラインを超えていれば、上手い下手よりも本人らしさや人間性。チアガールは応援するけど、応援される側だから、応援したいと思われる人間性。
そういったことが求められていると思いました!
短所も長所に変えるチアガールマインド
私の友達で学生時代とても内気だったチア仲間がありますが、今は2〜3年連続で球団チアのオーディションに受かっていてチームメンバーの中で盛り上げ役であるマイクパフォーマンスを任されています。
ただ、その子も「内気さ」をマイクパフォーマンスで活かせています。
内気な子なので、芸人さんやMCさんのように流暢なしゃべりで1人で盛り上げるのは無理だからこそ、お客さんと一緒に盛り上げる方向でうまく盛り上げているんです。
学生時代のその子を知っている私からすると、まるで別人になったかのようにも見えるくらいです。笑
これもやっぱり、応援したいと思われる人間性だからこそなんでしょうね!
プロチアを目指す人に最後にひとこと
プロチアとして踊るまでの選択肢は幅広いので、諦めずにチアを続けながら色々な可能性を探ってみてほしいです!
道筋は一つじゃないし、今のダンスやチアダンスを練習してオーディション受けて落ちたら終わり、じゃありません。今のダンスやチアダンスのやっている中で、
「観客や周りの人から自分はどう映っているんだろう?」
「自分らしさ、自分の強み、良いと評価してもらえる部分はなんだろう?」
「今までの人生でほめられた部分、好かれた部分はなんだったんだろう?」
「他のチアガール志望者と自分で、決定的に違うところはなんだろう?」
などなど、自分で自分を見つめ直したり、自分がお世話になっている方々などに聞いてみたりして自分を見つめ直してみるとまた道がひらけてくると思います。
夢を諦めずに、がんばってみてください!
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